Smiley face
写真・図版
教員採用につなげようと、高知県教育委員会が開いた「ペーパーティーチャー個別相談会」=2024年11月16日、高知市内、蜷川大介撮影

 昨年12月30日付の朝日新聞教育面とデジタル版で掲載した「『負担重い』教職課程のあり方は」の記事に、たくさんの反響やご提案をいただきました。その一部をご紹介します。

  • 「もう無理」負担重い教職課程 夏休みも冬休みも授業、留学を断念…

 大学院を卒業し、中国地方の私立中高で数学を教えている、新卒1年目の女性教諭(25)は、自身の経験や友だちの様子から「教職課程段階での改革が必要」という。

 有名私大の工学部系の学生だったが、教職課程を一緒に履修していた人たちは、1、2年生で次々とやめた。最終的に教員免許を取得したのは、学科の同学年約120人のうち自分1人だけだった。

 その理由の1点目は、記事でも紹介した「教職課程の科目履修の負担が大きい」ことだと教諭は考える。「(学部学科の)専門の授業と並行しての履修は容易ではなく、年度初めのガイダンスでは留年する場合もあるのでやめるよう言われた」という。教職科目の見直しが必要だとし、「特別支援教育はもっと単位を増やし、体育など専門科目でない単位は減らしていいのでは」。

■メンタルヘルスへの不安 事…

共有